2012年6月13日水曜日

【ロンドンオリンピック持続可能性Vol5】黄緑コンテナ、ビューチューブについて


【ロンドンオリンピック持続可能性Vol5】

こんにちは、Tomoです。

本日のテーマは、View tube。
動画でおなじみのユーチューブじゃなくて、ビューチューブです。

このブログで以前にも紹介してきましたが、ロンドンオリンピックでは持続可能性を一つのコンセプトに掲げています。(以前の記事はこちらから読めます)


日本語のテキストでは、ビューチューブを詳しく説明しているものがなかったので、View Tubeのサイト(英語)より抜粋してみます。
このビューチューブという施設は、social enterprise(社会的企業)であり、コミュニティーのためのプロジェクトであります。

Urban Space Managementがリサイクル配送コンテナーのデザインを行い、活動をサポートしているのは、オリンピック組織委員会と地域行政の再開発チームです。

オリンピックパークが一望できるテラスの一階にはカフェが併設されており、
コンテナ内にはレクチャースペース、アーティストの展示スペース、自転車のレンタル、五輪ショップ、コミュニティーガーデン、インフォメーションスペースなどがあります。

文字だけだど分かりづらいので、写真と共に紹介していきます。

まずは、場所です。五輪パークのすぐに脇に設営されており、最寄駅はDLRのプッディング・ミル・レーン駅。歩いて5分ほどで到着です。



リサイクルされた配送コンテナでできている派手な黄緑色の建物は、よく目立ちます。


2階からのテラスからは、オリンピックパークを一望できます。その奥にはレクチャースペースが設けられており、近隣の小中学生のクラスが予約して使用できるようになっています。



細長いコンテナには、ショップがあり、その横ではオリンピックパーク周辺の施設や跡地の利用法について説明しています。






コミュニティガーデン。こちらは、地域の子供や住民と共に作り上げられたそうです。


一階のカフェスペース。


アーティストの展示と平行してワークショップも行われています。動画がありました。

昨年末に、ビューチューブを見学にいった際に、気になったのはこの入り口です。

FINISH!!このゴールには、みんなに開かれた通過ゲートでありたいという意志があるそうです。オリンピックのきっちりと厳しい規定は、ときに排他的になってしまいます。よりソフトなものを作りたかったと下の動画で作者が語っています。



僕がビューチューブを訪れたのは、今から半年ほど前の2011年12月。

目の前ではブルドーザーとクレーンによって巨大なモノが建設されていたのですが、View Tubeの施設周辺には手作り感があったことが印象的でした。

この手作り感(=自分の手に届く距離にモノとコトがある)というキーワードは、持続可能性を語っていく上で非常にコアな部分になるのではないかと思っています。間違っていたらごめんなさい。

PS 
最後に残念なお知らせですが、このビューチューブ、オリンピック期間中は閉鎖されてしまうそうです。(2012年5月17日より一時閉鎖)パラリンオリンピック後に、再オープンされる予定だそうです。
オリンピック後に、どのような活動がなされていくか非常に興味があるので、忘れずにもう一度出掛けていきます。

【ロンドンオリンピック持続可能性Vol5】了

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